【 詩乃 】 「あふぁ、あんっ、んふっ、すごいわ、亮くんっ、あひっ、ああっ、奥までしっかり届いてるっ」
 

 膣奥を突き上げてくる男性器の逞しさに、陽一には決して聞かせられない、女の嬌声をあげる。

【 亮 】 「はぁはぁ、なにが届いてるんですか?」
【 詩乃 】 「り、亮くんのおちんちんよ、んっ、あふぅ、とっても長くて、逞しいっ……んはぁ、立派なおちんちんなの」
【 亮 】 「せっかくだから、オチンポって言ってくれませんか。そのほうが興奮するんです」
【 詩乃 】 「そ、そうなの? でも……なんだか恥ずかしいわ」
【 亮 】 「お願いします、詩乃さん」
 

 乳房をグイグイと力強く揉みしだきながら、長いペニスの先端で子宮口を小突いてくる。

【 詩乃 】 「あひっ、あっ、あひぅ、そんな、奥ばかり小突いたら、ひんっ、感じちゃうっ」
【 詩乃 】 「お……オチンポ、んふ、んんっ、亮くんのオチンポが子宮口に当たって、おっ、んふぅ、いいわ、オチンポ、とっても気持ちいいっ」
 

 恥ずかしい言葉を口にするほどに、身体はますます昂ぶっていく。
 頭の芯が痺れた感じになって、腰を大きく動かし、亮くんのオチンポをきつく締め付ける。

【 亮 】 「はぁ、たまんないっ、激しくしますよ、詩乃さんっ」
【 詩乃 】 「ええ、亮くん、あふ、あんっ、来て、わたしと激しくセックスしてっ」
 

 自分から足を大きく開き、亮くんのピストンを受け入れていく。

【 詩乃 】 「んふぉ、ひぃ、あっ、あひっ、すごっ、おふう、太いオチンポが中を擦ってくれて、ああっ、子宮口に、キスしてくれてるっ」
【 詩乃 】 「いいわ、亮くん、あん、あひい、わたし、すぐにイってしまいそうよっ」
 

 下腹部から込み上げてきた絶頂の感覚に、その瞬間を待ちわびる。
 と、その時――

【 詩乃 】 「あっ!」
 

 ふいに鳴り響いた着信音に、ドキッとして身体の動きを止めた。

【 詩乃 】 「いやだわ。わたしったら、バイブにするのを忘れてて……ご、ごめんなさい」
 

 亮くんに謝りつつ、わたし自身、とても残念な気持ちになる。
 その後で、着信が陽一からのものだと気づき、今度は恥ずかしい気持ちが込み上げてきた。

【 亮 】 「もしかして陽一からですか?」
【 詩乃 】 「え、ええ。そうみたい」
 

 時計を見れば、亮くんの部屋に来てからかなりの時間が経っている。
 こんな時間になって、陽一が心配するのも当然だわ。
 亮くんとのセックスに溺れ、時間のことを忘れていた自分に、いっそう恥ずかしい気持ちになった。

【 詩乃 】 「お願い、今日はここまでにさせて」
【 亮 】 「無理ですよ。ここまで来ておあずけなんてされたら、頭がおかしくなりそうです」
 

 亮くんはそう言いながら、止めていた腰を揺すり始める。

【 詩乃 】 「あふっ、あっ、んぅぅ、だめよ、亮くん……あっ、あぁんっ、陽一が心配してるわ」
【 亮 】 「電話に出て、帰りが遅くなるって伝えたらどうですか」
【 亮 】 「さっきも言ったけど、陽一ひとりでも晩飯くらいどうにかできますって」
【 詩乃 】 「あっ……」
 

 わたしが断るよりも早く、亮くんの指がディスプレイを操作し、通話モードにしてしまう。

【 陽一 】 「ああ、やっと繋がった。ごめん、もしかして仕事してた?」
【 詩乃 】 「え……ええ。母さんこそ、出るのが遅くなってごめんね」
 

 スマホのスピーカーから聞こえてきた陽一の声に、動悸が激しくなる。
 亮くんのオチンポをアソコに入れられながら、陽一と電話をするなんて……。
 あまりの恥ずかしさに全身が紅潮し、ぷるぷると身体を震わせながら、膣を強く締め付けてしまう。

【 亮 】 「くっ、詩乃さん、そんなにマンコを締めたら我慢できないですって」
 

 耳元で囁いた亮くんが腰を揺すり、性器同士をぬちゅぬちゅと摩擦させてくる。

【 詩乃 】 「んふ!? だめっ、ふぅ、んっ、うっ、動かないでっ……んふ、んっ、んふぅ……んんっ」
【 陽一 】 「母さん? どうしたの?」
【 詩乃 】 「なっ……なんでもないのよ。その、もう少し遅くなりそうだからって、母さんも連絡しようと思っていたの」
【 詩乃 】 「悪いけど、晩ご飯はひとりで食べていてくれる?」
 

 快感に耐えながら、出来るだけ平静を装って陽一と話す。

【 陽一 】 「あ……うん。わかったよ」
 

 寂しげな陽一の声に、罪悪感を覚えたその時、亮くんがわたしの耳元に顔を寄せてきた。

【 亮 】 「オレとセックスしてるって、陽一に教えてやったらどうですか?」
【 詩乃 】 「だ、だめよ。陽一に聞かれてしまうわ」
【 陽一 】 「もしかして、誰か近くにいるの?」
【 詩乃 】 「え? ……そ、そんなことないわ。母さん、ひとりよ」
 

 亮くんとの情事を知られたくなくて、咄嗟に嘘をつく。
 その直後、亮くんの動きが激しくなった。

【 詩乃 】 「ふっ、んふぅ、おふっ、だめっ……ふっ、んふっ、んふんっ」
 

 長いペニスの先端で膣奥をドスドスと強く突き上げられ、嬌声を漏らしそうになり、慌てて唇を噛みしめる。
 まるで、太いペニスを使って不貞を責められているようで、とてもイケナイ気持ちになってしまう。

【 陽一 】 「大丈夫? なんだかすごく苦しそうだけど」
【 詩乃 】 「へ、平気よ。はぁ、はぁ……それよりも、陽一っ、んふぅ、んっ、母さん、そろそろ……」
 

 お願い、陽一……早く電話を切って。
 母さん、亮くんとセックスをしてるの。亮くんの逞しいオチンポで、イキそうになってしまってるの。